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| 口腔ケアと痛み刺激 (診察室から/06年08月10日) | ||
口腔ケアと痛み刺激-脳の主要部分に伝達
これは知覚神経が口や顔面に集中しており、歯や歯肉を刺激すると、脳の主要な部分に刺激が伝わるからである。年齢とともに、口の反射機能は低下する。介護が必要な、いわゆる寝たきりの高齢者の中には、歯磨きの習慣をやめている人も多い。それがいかに脳に悪影響を与えているかを認識してほしい。 口の反射機能とは、健康な人なら無意識に行っているセンサーのようなもの。例えば、食べ物や唾液(だえき)を感知してのみ込んだり(嚥下(えんげ)反射)、気道に異物が入ったらせきをして外に出す(せき反射)などが口の正常な働きである。 歯磨きや口腔(こうくう)ケアをすることは、口腔や咽頭(いんとう)の細菌を減らすこと以外に、歯ブラシの機械的刺激や水の冷却刺激、洗口液の化学的刺激により口を刺激することでもある。これらの刺激は痛みの神経伝達物質である「サブスタンスp」を増加させることになる。 ちなみに、この「サブスタンスp」という神経伝達物質は、唐辛子の主成分であるカプサイシン(痛みを化学的に与えるもの)を食べると多く生産されるので、料理に唐辛子やゆずごしょうなどを入れて食べると、口の反射機能である嚥下反射やせき反射がよくなるので試してみてはどうだろうか。 (森田知典・森田歯科医院院長) |
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