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| 口腔ケアと誤嚥性肺炎 (診察室から/06年07月13日) | ||
口腔ケアと誤嚥性肺炎-細菌除去し予防効果
一方、清掃不良の義歯が装着されている場合は、真菌などが多量に生息していることが多い。これらの細菌が口腔ケアによって除去されたり、飲み込むことによって胃に運ばれ、殺菌されている場合は何の問題もない。しかし、ひとたびこの恒常性が崩れると大問題となる。 老人の肺炎は誤嚥(ごえん)性肺炎の割合が特に高い。その理由は、老人には脳血管障害が多いことが挙げられる。脳の障害の部位によっては、著しく嚥下(えんげ)反射やせき反射が阻害され、気道に異物が入るのを排除できずに誤嚥を起こす。 老人の肺炎の原因となるのは、不顕性誤嚥(むせなどの症状のない誤嚥)や、胃食道逆流現象による胃液の誤嚥が多いといわれている。不顕性誤嚥に対しては、食後と就寝前の口腔ケアを毎日しっかり行うことにより予防できる。 胃食道逆流による誤嚥に関しては、食後1―2時間、水平に寝ないように気をつけることで予防できる。今や口腔ケアで肺炎が予防できることは、常識となりつつある。 (森田知典・森田歯科医院院長) |
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