東明館18年ぶり初戦突破―積極走塁 流れ呼ぶ
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【佐賀農―東明館】東明館5回裏、2死一、三塁、鹿毛が左越え2点適時二塁打を放ち、6―1とする=みどりの森県営球場
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東明館が相手ミスにつけ込み着実に加点。7回コールド勝ちを収めた。1回裏、1死一、三塁の好機に4番稲葉の右前適時打などで2点を先制した。2回は連続四球を足がかりに、相手の連係の乱れを突き無安打で1点を追加。試合の主導権を握った。4つの犠打をいずれも得点に結びつける堅実な攻めが奏功した。
佐賀農は5失策と守備が乱れリズムを崩し、反撃も4回の1点にとどまった。
○古賀監督「先を狙う 姿勢 徹底」
「17年分」の思いを込めた校歌が、みどりの森に響き渡った。東明館が大会初出場の1989年以来となる「夏1勝」を挙げた。「もう(夏は)勝てないかと思っていた…。感激です」。創部当初から指揮を執る古賀洋監督は万感の思いで言葉を紡いだ。
積極的な走塁で「歓喜」を呼び込んだ。1点を先制した後の初回2死一、三塁。一走・鹿毛聖也が二盗を敢行。一、二塁間に挟まれるのを見計らって三走・田代和也が、鮮やかに本塁を陥れた。
「打てるチームじゃないけど、先の塁を狙うことだけは徹底させている」と古賀監督。1勝にかける指揮官の思いを、ナインが見事に体現した。
進学校ゆえ、練習は1時間半。だが、今年は男子ハンドボール部が佐賀総体出場を決め、ナインは大いに刺激を受けた。「制約」を言い訳にせず、たたきつける打撃やバント、走塁の精度向上に活路を求め、攻撃力を上げてきた。
「何とか弱小のイメージを払しょくしたかった。苦労がちょっと報われた気がします」と緒方翔平主将。鉛色の空の下、ブルーのユニホームがまばゆい輝きを放った。
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