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第50回記念郡市対抗県内一周駅伝大会第1日は19日、11区間109・8キロのコースで争い、前半トップの伊万里が5時間47分50秒で日間首位に立った。前半はエース北村が区間新をマークした2区で流れに乗り、後半も2つの区間賞を奪うなど手堅いレース運びを見せた。
2位は後半トップの武雄。前半は5位だったものの、11区の箱根ランナー・藤山らが快走し、順位を3つ上げた。5連覇を狙う佐賀は前半2位、後半4位とまとめ累計3位。唐津・玄海は3人が区間賞を取り、4位につけた。
5位の小城はベテラン永渕らが力走。神埼・吉野ヶ里はエース平が最終区で3年連続区間賞を奪い、6位につけている。
北村激走 区間新-残り1キロ ギアチェンジ
前半最長の2区(12キロ)。伊万里のエース北村弘樹は、持ち味であるスピードを生かすタイミングを待った。「いまだ」。残り1キロのラインを超えた瞬間、一気にギアを入れ替えた。
約7キロ並走していた佐賀・田中利弘との差は瞬く間に広がった。必死の形相で中継所へ。「佐賀に絶対負けるな」。声にこそ出さなかったが、その思いをたすきとともに3区斉藤裕樹に託した。従来の記録を7秒短縮する区間新。チームは一気に勢いづいた。
歓喜の初優勝を飾ったのは2005年。その後は佐賀に頂点を奪われ続けている。チームは「打倒・佐賀」を合言葉に、必死に合同練習で力を高めてきたが、その成果をいきなり発揮した。1日目の日間賞は優勝した年もなし得なかったチーム史上初の快挙だ。
「地元のメンバーだけで固めた前半で勝てたことが何よりうれしい」と北村。箱根ランナーに頼らない、純粋な〝地元組〟で戦ったことに胸を張った。そうした思いは後半も結実。これまで苦手としていた9、10区で連続区間賞を奪った。
「あとに続く大学生が楽に走れるようにしたかった」と9区の立石裕貴。10区の流通経済大1年、平山貴裕の区間賞をおぜん立てした。
2日目前半の〝お国入り〟を前に、最高のスタートを切った。「チーム一丸で勢いをつなげる走りを見せたい」と北村。自信に満ちた口調で語った。
【写真】佐賀の田中をかわし、トップに躍り出る伊万里の北村(手前)=2区
武雄一丸 後半猛追-最終・藤山33秒差逆転
チーム初の日間賞まで、武雄があと一歩と迫った。立役者となったのは、1月の箱根駅伝の最終区を区間3位で走った藤山修一(駒大)。各チームのエースが集う11区で区間2位の力走を見せ、後半を制し、首位伊万里にトータルで27秒差まで肉薄した。
「自分に結果が求められていることは分かっていた。できれば逆転したかった…」。最低限の役割は果たしたものの、悔しさは隠せなかった。
箱根駅伝を終えた後、すぐに練習は再開できず、本調子でなかったが、伊万里から33秒遅れの2位でたすきを受けると、一気に加速した。2・5キロで伊万里・岩永悠太をとらえ、4キロ過ぎに飛び出すと、その後は一人旅となった。
白石高2年で区間賞を獲得して以来、5年ぶり2度目の出場。4年生となり、この大会を大学最後の舞台に選んだ。「お世話になった武雄市に恩返しがしたかった」
2日目は最長の15区(16・0キロ)を担う。「(初日に)区間賞をとれなかったことは心残り。全力で臨み、チームの目標順位である3位入賞に何としても貢献したい」。〝武雄旋風〟を吹かすつもりだ。
【写真】伊万里の岩永(左)を抜き、先頭に立つ武雄の藤山=11区
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