温暖化防止推進へ 企業・団体と連携
みんなの環境活動 vol.4
人類全体の課題である地球温暖化問題。その防止に向け、今や一人ひとりの実践が求められている。4年目を迎えた「エコライフ・エコライブさが」では、県内で行われているさまざな環境活動や環境団体などを紹介していく。
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太陽熱で料理するソーラークッカーの実演ではポップコーンを作った=佐賀市の県環境センター
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子どもから大人まで 多様な催しで啓発
今月22日、佐賀市鍋島町の県環境センターで環境問題を考えるイベント「えこ・エコ夏祭り」があった。県地球温暖化防止活動推進センターが今年初めて開催。太陽熱を利用して料理を作るソーラークッカーの実演や省エネ住宅セミナーなど、子どもから大人までを対象にしたさまざまな催しが行われた。
祭りは、子どもたちに遊びながら環境問題や自然エネルギーに触れてもらうと同時に、大人には環境負荷を軽減する生活のあり方を考えてもらう趣旨。一方で、温暖化防止センターの活動を多くの人に知らせる狙いもあった。
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太陽電池で走るミニソーラーカーに子どもたちは大喜び
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知事が指定し、公設民営で運営
温暖化防止センターは、温暖化対策推進法に基づいて各都道府県に設けられた。温暖化防止にかんする啓発・広報や調査研究、各種団体の活動支援の拠点となる組織で、知事の指定を受けた民間法人が運営する「公設民営」の運営形態になっている。
佐賀県の温暖化防止センターは2005年3月に開設された。08年4月からはNPO法人「温暖化防止ネット」が運営、環境問題についての講座や啓発キャンペーンを展開している。今年4月には、県内の大気汚染や水質汚濁などの状況を測定、調査研究している県環境センターと連携を強め、さまざまな環境問題にアドバイスできるように事務所を同センター内に移した。
ただ、現状ではまだその存在や活動は一般に広く浸透してはいない。橋本辰夫センター長は「県環境センターがどこにあるのか、地元の人もあまり知らない」と苦笑、「啓発・広報などの活動を進めていくためにも温暖化防止センターの存在感を高めたい」と話す。
こうした中で、橋本センター長は、今回の夏祭りで環境ビジネスに取り組む企業・団体に協賛を求め、また有田地域で環境分野のコミュニティビジネスに取り組むNPO「ジョイナス有田」にも協力を要請した。企業や県内のさまざまな団体とのこうした連携が、今後のセンターの運営や温暖化防止活動推進において重要と考えたからだ。
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電力会社の環境教室には大人が大勢参加した
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自主事業展開のきっかけづくり
今回の夏祭り。会場では自動車メーカーによるエコカーの展示や電気自動車の試乗会、電力会社による省エネ生活講座が行われ、ジョイナス有田の誘いを受けた有田地域の住民がイベントをにぎわせた。これがセンターの活動を進める一歩になるかどうか。
橋本センター長は「公設民営組織の課題は運営資金。今回の試みが企業からの協賛金による自主事業展開のきっかけになれば」と期待。「企業を巻き込み、さまざまな団体とネットワークを築いて環境問題への取り組みを広げたい」と話す。
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県地球温暖化防止活動推進センターが県商工会館に設置した「緑のカーテン」は、温暖化防止に向けたモデル事業
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エココンテスト 10月に佐賀城で開催
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草の根の取り組みを発掘
県地球温暖化防止活動推進センターの事業の一つに、「あのエコこのエコ佐賀城に大集合~ECOで賞in佐賀コンテスト」がある。地域に根ざした温暖化防止活動に取り組む県内の団体・個人を募集。「多くの人がやってみたくなる」活動を選ぶコンテストだ。
環境省が、全国の草の根的な環境保全活動を盛り上げようと行う「ストップ温暖化一村一品大作戦」の一環。コンテストで県代表に選ばれた団体・個人は、来年2月に東京で行われる全国大会に出場、全国に活動をアピールする。
コンテストでは「佐賀ならではの取り組みか」「継続性があるか」などが選考のポイントになるが、募集対象は個人、企業、学校、自治会など、ほぼだれでもOK。橋本センター長は「県内にはまだ知られていない取り組みや人の参考になる活動があるはず。それを掘り起こし、温暖化防止の輪を広げることが狙いなので、より多くの団体・個人に参加してほしい」と話す。
コンテストは10月25日、佐賀市の佐賀城本丸歴史館で開催。申し込み締切は9月30日。問い合わせは同センター、電話0952(33)1339へ。
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