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vol.06 他人事ではない化学物質過敏症 (2008年)
鹿児島 ひとみさん
NPOシグナルキャッチの代表。子どもの不登校から化学物質過敏症のことを知り、人体への影響という観点から、環境問題に取り組んでいる。空気汚染のない生活スタイルへの見直しを提唱している。
シックハウスって、詳しく知っていますか? 誰でも発症の可能性があります。 古い家でも、生活の仕方でシックハウスになります。シックハウスに住んで、体調不良の原因を知らずに暮らしていると、化学物質過敏症になります。化学物質過敏症は環境病であり、身の回りの空気複合汚染によるものです。 私は、化学物質過敏症を子どもの不登校から知りました。シックハウスで生活した子どもは体調不良により、朝学校に行けない状況になりました。 むかむかする、身体が重たい、気力がわかない・・・ 朝起きてきても、また眠ってしまう、お腹が痛い、・・・ ぐずぐずして、学校に行かない。 病院に行って精密検査をしても、悪いところが見つからない。 こう聞くと、まだ今の社会では何か精神的な理由があって学校に行けない、と判断するでしょう。 身体が空気汚染によって動けないと判断する人は少ないのでは無いでしょうか? これらの状況から、「シックハウスでしょう」と診断できるお医者さんはほとんどいません。 一度、シックハウスによって、化学物質に暴露されると、除草剤、樹木への農薬、田畑への農薬、排気ガス、次々に反応しだすことが多いのです。 体調不良のあなた、もしかしたら化学物質による空気汚染が原因かもしれません。 7人に1人、子どもは3人に1人といわれる化学物質過敏症!ひとごとではないのです。 シックハウスとは「病気を作る家」のことです。家の中で合成洗剤を使いまくり、消臭剤で臭いを消し、芳香剤でほのかな香りをつけることがおしゃれだと思う生活。遮光カーテンで室内を日光から隔離し、窓を開けないでエアコンによって快適だと思っている生活。 庭の植木や畑の野菜には殺虫剤をかけて虫を殺し、草が生えたと除草剤を撒いて草を枯らし、シロアリ駆除剤で家を守り、衣類防虫剤で衣服を守ったつもりが、庭や室内は農薬で満たされます。 それを知らずに快適だと思う生活。 新調した家具や寝具、またリフォーム部分からは建材や接着剤、塗料などに含まれる様々な化学物質が放出、電気製品からは可塑剤によって有機リンが発生。どんな家もシックハウスになりうるのです。 アパートに入った学生や転勤族の方に影響がでるケースも多いです。人が入れ替わる住宅は、替わるたびに壁や床の見かけを良くするために改装し、強い洗剤を使用することが多いからのようです。その中に、家具や寝具など新しいものをたくさん持ち込めば発症する可能性は更に高くなります。 不定愁訴、更年期障害、自律神経失調症、貧血、気のせい、神経質、、、、、と言う言葉で片付けていませんか? 不登校、仕事が長続きしない、ひきこもり、など若い人の問題行動とされる現象を、その人の性格の生にしていませんか? それらの原因が空気環境によるものが多いかもしれません。 自分の生活の仕方を考え直してみませんか? 手間ひまかけて、心豊かな生活にして見ましょう。体調が良くなるかもしれません。