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vol.05 人が人を好きになるように (2007年)
藤田 和歌子さん
唐津の海、山、川の自然をこよなく愛する唐津っ子。唐津東高から島根大学理工学部地球資源環境学科で学び、昨年4月、KANNEの設立と同時に事務局に。KANNEとは「環境ネットワーク」の略、また「唐津かんねさん」のように機知に富んだ活動ができるようにという意味を込める。唐津市南城内の市役所東側に事務局があり、「どうぞ気軽にお越しください」。25歳。
みなさん、「地球」に住んでいるって、ついつい忘れがちではないですか。 私たちが住んでいる地球は、太陽系の惑星の中で唯一生命が存在する惑星です。地球という惑星が存在しているのも、奇跡と言っておかしくありません。そんな奇跡の星に私たちは住んでいます。 私は幼いころ自然の中で遊びたいとは思っていても、危険がいっぱいだから一人で遊びにいってはいけないと言われていました。しかし、自然との付き合い方を知っていたら、そんな機会が身近であったら、もっと自然の中でいろんな経験ができたと思います。この地球にせっかく住んでいるのだから自然と仲良くなりたいと思いました。まだ、遅くはない。しかし、自分ばかりがその方法を身につけるのではなくて、子どもたちにも自然の中に出て行くきっかけをつくりたい、伝えていきたいというのが、私がこのような活動にかかわる始まりでした。 そこで、このかけがえのない地球を守っていくためにも、まずは、地球について私自身が知らなくちゃ、何もできないと思い、大学では地質学を専攻しました。そして、自然環境に関する仕事に地元で就ければ、いいなと思っていたある日、「運命の出会い!?」と言っても過言ではない出会いがありました。ある人と知り合い、またある人と知り合い参加した研修会で、今の職場の理事長に出会いました。この活動を始めて気づいたのが、人と人のつながりの大切さ。私の思いだけでは到底達成できないことを、この会に賛同してくれる仲間がたくさんいるからこそ成し遂げることができています。今までの人とのめぐり合いから学び、影響を受け、今の自分がいることにとても感謝しています。 このいろいろな偶然が重なって、今、働いている職場で私は、子どもたちに地球のことを好きになってもらう、気づくきっかけづくりのお手伝いをしています。やはり、好きになり、行動するのは私ではなく、その人、一人一人なのです。ですから、身近で楽しみながら学べるそんな機会をいっぱい提供したいとの思いから、先日はキャンドルナイトを行いました。 当日は、朝から小雨がやまず、キャンドルにあかりを灯すことはできませんでしたが、近所の子どもたちが「今日するっちゃろ」と集まってきました。毎回定例になっている家庭の台所からでる廃油を再利用するエコキャンドルづくりをすると思って、軍手を持参してくれる子もいました。おなじみの子どもたちだけではなく新しい顔ぶれが増えていることもすごくうれしいことでした。 このようなイベントの中で毎回、子どもたちに「地球温暖化」や「身の周りの自然の状態」を分かりやすい言葉で伝えるために、お手製の環境紙芝居を行っていますが、がなかなかうまく伝えられないものです。「エコって何?」ときかれたときに、ドキっとしてしまいました。聞きなれて知っているとばかり思い込んでいました。毎回、いろいろな発見と反省の連続です。現在は打ち水大作戦にむけて、試行錯誤中です。 法律でしばりしばりにして地球温暖化をとめるのは、なんか腑に落ちません。未来の地球のためにそんな悠長なことをいっていられないかもしれません。しかし、人から強制されたことは、きっといやいやながらだろうし、それでは長続きもしません。まずは、地球は「今どういう状態なのか」「どのような行為がどう影響を与えるのか」を知らなければ考えることはできません。そのためには地球のことを、好きになってもらわなくっちゃ。好きになったら、もっともっと知りたくなる。知れば知るほど好きになる。そして、何かしたい。まもりたいと思う。人が人を好きになるのと同じでしょう。 子どもたちが身近な自然や地球環境問題に関心を持つとともに、「何かしたい」「これならできる」を見つけ、地球環境に影響の少ない生活が送れる人へと成長してくれることを願って、これからもいろいろなイベントをしかけていきたいです。 「だって好きなんだもん」。地球が、そしてそこに住む、生き物すべてが。 まずは、好きになってもらえたらいいなぁ。