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国交省「リレー方式」言及 FGT開発遅れで

武雄温泉駅乗り換え「佐賀県の理解必要」

2016年02月18日 11時57分

国交省の担当者(手前)から整備新幹線の説明を受けた民主党・維新の党の国土交通合同部門会議=東京・永田町の衆院第1議員会館
国交省の担当者(手前)から整備新幹線の説明を受けた民主党・維新の党の国土交通合同部門会議=東京・永田町の衆院第1議員会館

 九州新幹線長崎ルートに導入するフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の開発が大幅に遅れている問題で、国交省の水嶋智審議官は17日、武雄温泉駅で乗り換えるリレー方式に言及し、FGTでの開業を求める佐賀県の理解が必要と指摘した。2022年度の開業当初はFGTの先行車両1、2編成を投入する案を説明したものの、実現には技術的なハードルが高いとの認識を示した。

 民主党・維新の党の国土交通合同部門会議で議員の質問に答えた。

 議員が、開業当初は新鳥栖駅から武雄温泉駅までは現行の特急でつなぎ、武雄温泉駅で乗り換える「リレー方式」を導入するのかと尋ねた。水嶋審議官は「長崎側からは、フル規格のインフラができるので『ぜひ使ってください』と強く要望されている。無駄にしないためには武雄温泉駅で何らかの形で乗り換えるという形は当然挙がってくる」と答えた。

 ただ、リレー方式の課題として「特に佐賀県がFGTでの開業を強く希望している。過去の議論の経緯で、地方自治体にも費用負担してもらっている。費用負担する動機、納得感がある中で開業を迎えるのが大切」と佐賀県側の意向も尊重する考えを強調した。

 一案として「先行車両だけでも間に合わせて、それをFGTという形にできないか」と先行車両を投入する案にも触れた。ただ、会議後の佐賀新聞の取材に「今後の技術開発次第で、うまくいけば間に合う」と確実な見通しが立っていない現状を語った。

 国交省はFGTの量産車両による全面開業は当初予定より3年遅れの25年春以降になると見通し、22年度時点では暫定的に先行車両を投入する案が浮上している。与党の検討委員会は来週、佐賀県知事からのヒアリングを予定している。

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