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診察室から 医療費助成はじまる

2017年04月15日 09時04分

診察室から 医療費助成はじまる

■定期的な通院で重症化を防ごう

 今年は桜の開花が例年より一週間ほど遅かったようですが、佐賀県ではちょうど満開の頃、学校や職場など各所で新年度を迎えられたことと思います。

 さて、新年度といえば、佐賀県で4月1日から、子どもの医療費助成制度が始まりました。市町によって助成内容には若干の違いがありますが、歯科治療の点から見ると、お子さんたちのお口の中でむし歯が重症化しないように、この助成制度を活用して定期的なチェックに通院していただければと思います。

 歯科の診療室の風景も少しずつ変わってきています。かつて、お子さんはお母さんと一緒に来院されることが多かったのですが、お父さんが付き添いで来院されることも多く見られるようになりました。一昔前の「子育ては母親がするもの」という姿から大きく変化を遂げてきています。また祖父母の方との来院も増えています。

 最近では「子育て」ならぬ「孫育て」という言葉が世間の耳目を引いているようです。子や孫をよりよく育てようと思う気持ちは同じですが、医療の進歩や時代背景による価値観の相違などが障壁となって、お互いの関係がうまくいかない場合があるようです。歯科の面で例を挙げると、「口移しで離乳食をするかどうか」「乳酸菌飲料の適量の意識の違い」などにも微妙なずれが生じているとのことです。

 さいたま市が取り組んでいる、祖父母による孫の育て方支援講座というユニークな試みが反響を呼んでいます。古き良き子育てと、現代の進歩した医療知識の両面を生かしてもらえるように、第三者である公的機関が講座を開催して客観的に理解していただくための取り組みです。

 経済面で医療費助成のような社会制度として厚く支援がされるようになり、一方で、精神面や家族との関係性において祖父母が孫育てに参加していただけるようになってくると、三世代同居家族が多い佐賀県は、いよいよ“子育て幸福度”の高い県となるかも知れません。(すみ矯正歯科院長 隅康二)

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