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農相、17日有明海視察 諫早干拓

2017年09月09日 09時59分

■知事要請受け乗船

 国営諫早湾干拓事業の開門問題を巡り、斎藤健農相は8日、佐賀、長崎両県を訪問する考えを明らかにした。17日に山口祥義知事と船に乗り、有明海を視察する方向で調整している。国が4月に開門しない方針を明らかにして以後、農相の来県は初めて。

 斎藤農相は閣議後の会見で、佐賀県の山口祥義知事から早期の現地視察を求める要請文を受け取ったことに触れ、「要請を踏まえて検討し、訪問することにした」と話した。山口知事は8月28日に農水省を訪れ、「一緒に船に乗って有明海のつらい現状を感じてほしい。開門の話はしない」と来県を求めていた。

 国に開門を命じた2010年の福岡高裁の確定判決後、歴代農相は現地を視察し、開門を求める漁業者や開門に反対する営農者らと意見交換している。

 開門を求める訴訟の原告弁護団が農水省に照会すると、今回の滞在時間は短くて日程に組み込んでいないとの回答があったという。堀良一弁護団事務局長は「会談を別の機会で設けるか省内で検討するといい、対応を見極めたい」としている。

 農水省は4月、「開門しない」政治決断をした上で開門差し止めを命じた長崎地裁判決の控訴を見送り、基金による解決を目指すと表明した。18年度予算の概算要求でも基金創設に向け100億円を盛り込む一方、従来要求してきた開門の対策工事費用は計上を見送った。

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