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タブレット端末、県立高導入まで2カ月

先生の準備間に合う?

2014年01月31日 14時56分

4月から全県立高校で導入されるタブレット端末の研修を受ける教員たち=神埼市の神埼高
4月から全県立高校で導入されるタブレット端末の研修を受ける教員たち=神埼市の神埼高

 佐賀県内の全県立高校でタブレット端末が導入される4月まで約2カ月となり、県教委による教員研修が始まっている。ただ、電子教材入りの端末はまだ各学校に供給されておらず、研修は基本操作を学ぶだけにとどまっている。研修で初めて端末に触れる教員もおり、操作に不慣れな様子も見られる。本格導入までに教員側の準備は整うか-。

 「画面左側のボタンで電源を入れてください」。1月下旬、神埼市の神埼高。研修初回は、電源の入れ方から始まった。研修時間は90分。教員約40人が参加し、県教委が独自に開発した校務、学習管理システム「sei-net(セイネット)」の使い方を説明した。指示通りに操作しても講師と同じ画面に切り替わらなかったり、操作が分からなくなったりした教員は、補助員を呼んで個別にアドバイスを受けた。

 研修は、県教育情報化推進室が1月中旬から全県立高を巡回し、全ての教員を対象に開いている。3月中旬までに各校で5回ずつ開く計画で、初回は基本操作を学び、最終回までには端末を使ったモデル授業を体験するという。同推進室は「授業中、ずっと端末を使うわけではないことをあらためて知ってもらった上で、効果的な使い方のヒントにしてほしい」とする。

 授業で端末を活用するには基本操作の習得だけでなく、教材や指導案を作成したり、電子黒板など他のICT(情報通信技術)機器との効果的な連携を確認したりすることが必要になる。神埼高の嘉村敦校長は「3学期は行事が多いので、過密スケジュールの中で県の研修を入れている。習得状況によっては、校内での自主研修も検討したい」と話す。

 学校側に支給されている研修用端末には、電子教材が入っていない。佐賀西高(佐賀市)の平山又一校長は「教員によって、慣れ具合の差が大きい。現場としては、できるだけ早く教材入りの機器を使って練習したい」と要望するが、支給時期はまだ決まっていない。

 県教育情報化推進室は「研修では、各教員の授業スタイルに合った効果的な活用法を身に付けてもらう」と強調する。別の高校で研修を受けた50代男性教諭は「保護者負担5万円で導入する以上、使わなければ批判は避けられない。4月から活用できるようにならないと」と気を引き締めた。

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