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佐賀大、現役医学部学生が「塾」起業

トップクラスの学力、武器に

2017年05月18日 12時20分

医大塾の授業風景。現役の佐賀大医学部生が指導に当たる=佐賀市鍋島
医大塾の授業風景。現役の佐賀大医学部生が指導に当たる=佐賀市鍋島

 佐賀大医学部の現役学生が、佐賀市鍋島に学習塾を開いた。医学科5年の竹内翔祐さん(23)がアルバイトなどでためた約80万円を元手に1日に起業、同学科の学生5人と共に個別指導に当たる。小学生から大学受験の浪人生までが対象で、初年度は生徒20人、400万円の売り上げを目指している。

 塾の名称は「医大塾」。生徒数人に対し、講師1人が付く個別指導形式で、1日の定員は16人。講師陣は大手模擬試験の数学・物理でトップ、同大医学部の前期試験で首席になった学生らをそろえ、現在は小学5年生から高校3年生までの8人が通っている。

 「現役学生の学力をビジネスに生かせないか」と考えたのが起業のきっかけ。

少子化が進んで他社との競合は激しいが、竹内さんは「医大ブランドでアピールしていく」と差異化に自信をのぞかせる。

 授業はコースごとに週1~5回あり、月々の授業料は週2回で小学生8千円、高校生1万6千円など。県内の相場に比べ「かなり割安」(竹内さん)という。

 家賃4万8千円の古民家を借り、床は自分たちで張り替えた。近くの会社から机も譲り受けて開業費用を抑えた。一方、人手不足で人材確保が難しくなる状況を見据え、講師の日給は実働3時間で5千円と他社と遜色ない水準を確保した。

 教材も再利用するなどぎりぎりまで経費を切り詰めているが、生徒の男子中学生は「分からない部分にじっくりと取り組める」。身の丈にあった経営を掲げる竹内さんは「やりがいを大切に、一人でも多くの生徒に学習機会を提供したい」と前を向く。問い合わせは医大塾、電話080(8562)8168。

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