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嬉野茶の実オイル好評 「緑門」が開発

肌に高い保湿力と浸透力 耕作放棄の茶畑有効活用

2015年12月05日 18時37分

茶の実から絞ったティーオイル「レティア・スマイルケアオイル」を開発した「緑門」の湯浅宏一さん=嬉野市嬉野町不動山
茶の実から絞ったティーオイル「レティア・スマイルケアオイル」を開発した「緑門」の湯浅宏一さん=嬉野市嬉野町不動山

 嬉野市に茶畑とラボがある「緑門」(本社・千葉県、下山田力社長)が開発したティーオイル「レティア・スマイルケアオイル」が人気を集めている。天然成分100%のスキンケアオイルで、高い保湿力や浸透力が特徴。耕作放棄茶畑の活用でも期待が高まっており、同社は「生産量を増やし、新商品開発にも取り組みたい」と意欲を燃やしている。

 茶の実から絞るティーオイルは、普通の絞り方だと実の体積の0・5~1%ほどしか取れない貴重なオイル。これまで一般に出回らず、一部の茶農家が自宅で整髪料や美容液代わりに使うため、少量生産しているだけだった。

 和紅茶の仕入れなどで全国の茶産地を回っていた下山田社長が静岡県でティーオイルに出合い、事業化を決意。嬉野市に、オイルを絞る技術を持ったお年寄りがいると知り、開発・製造担当役員の湯浅宏一さん(36)が1年間通い続けて技術を取得した。その後、同市嬉野町に事業所を開設。試行錯誤を重ねて独自の絞り方を考案し、実の体積の10~15%まで取れるようになり、昨年商品化した。

 オイルにはオレイン酸、リノレン酸、リノール酸が含まれており、乾燥から肌を守る保湿力と肌にしっとりとなじむ浸透力が特徴。無添加、無香料、無着色で、顔や体、髪、手先、唇など全身のケアに使える。

 茶の実は、茶葉を収穫している畑ではほとんど生産されず、生産者の高齢化や離農などで放置されている茶畑で収穫できる。このため、耕作放棄茶畑などの有効活用策としても期待が高まっている。

 同社は今後、スキンケアクリームのほか、紅茶に入れるフレーバーオイルやドレッシング、食用油など食品の開発にも取り組む計画。「オリーブオイルのように、佐賀から世界に羽ばたけるような製品を作りたい」と話している。

 ティーオイルは3ミリリットル入り700円、20ミリリットル入り4500円。インターネットなどで販売している。問い合わせは同社、電話047(767)1313。

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