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ブランド米競争

2017年03月21日 05時00分

 予想以上の高評価だという。JR九州のクルーズトレイン「ななつ星」の車内食に1月から採用されている、武雄市橘町産のコメ「さがびより」。先週、JRにお礼に行った同市の担当者は「お客さんが口をそろえておいしいと絶賛されるらしい」と声を弾ませた。おかわりする人が多いとも聞いた◆「さがびより」は2016年産の食味ランキングで、7年連続の最上級「特A」を獲得したばかり。農家が手塩にかけて作っているが、同町はさらに厳しい「ななつ星基準」を設け、えりすぐりを提供している。その努力が実を結んだのである◆コメをめぐる情勢は刻々と変わっており、消費は少子高齢化や食生活の変化で毎年8万トンもの量が減っている。その一方でシェアを広げようと、各県が品種開発にしのぎを削る。食味ランキングでは「特A」と「A」が全体に占める比率は87%で過去最高。いまや、おいしくないコメを探すのが難しい時代だ◆「地産地消」の傾向が強まり、有名な新潟産コシヒカリでも、佐賀ではあまり売れない。そのかわり「さがびより」は福岡市でも認知度が上がり、佐賀県の調査に4割弱の人が「食べたことがある」と答えている◆最近の若い人は硬めが好きだといい、あっさりした「さがびより」は時流に合っている。次なる品種の開発へのヒントになろう。(章)

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