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ごはんができたよ

2017年03月19日 05時00分

 食べ物を一番おいしそうに歌える歌手といえば、矢野顕子さんではないか。『ごはんができたよ』では<楽しかったよ 今日も うれしかったんだ 今日も ちょっぴり泣いたけど こんなに元気さ>と子どもたちが一日の出来事を目を輝かせて話す夕食の風景を描いている。その笑顔を見るだけで、ご飯を何杯も食べられそうだ◆佐賀県の小学生食育標語コンクールに家族の団らんを描いた作品が数多く寄せられた。最優秀賞は武雄市の橘小1年おざきあやめさんの<いもうとの「おいちい」えがおで みなえがお>。にぎやかな食卓が思い浮かび、つい微笑んでしまう◆あやめさんは4人姉妹の二女で、笑顔の妹は1歳半。その妹のために離乳食を食べさせたり、お風呂に入れてあげたりとお手伝いも頑張る子という。家族の絆が心も成長させる◆それにしても子どもたちはよく見ている。<母作り 私運んで 父洗う><夏休み 給食なしで 母限界>。どきりとする言葉もあるが、それだけ食卓は大事な場なのだろう。本紙17日付の特集紙面で受賞作を掲載しており、ぜひ一読してほしい◆矢野さんは曲の最後で、故郷を離れた子を思う親の視点に変え、<つらいことばかりあるなら 帰っておいで>と優しく歌い上げる。食卓の楽しい思い出があれば、家族は何度でも奇跡を起こせる。(日)

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