佐賀商、激闘にけり―延長14回サヨナラ
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【佐学園―佐賀商】佐学園14回表1死一塁、5番浜田の右翼線を破る二塁打で一走島内(左)が本塁を突くがタッチアウト。捕手津田=みどりの森県営球場
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佐賀商が延長14回サヨナラ勝ちを収めた。14回裏一死走者なしから、古賀翔が左中間を破る三塁打で出塁すると、続く堀が2球目の直球を中前にはじき返し、3時間40分に及ぶ熱戦にけりをつけた。6回裏途中から登板した2番手吉田の好投も大きかった。
佐学園も最後まで互角に渡り合った。2―3の9回表、坂口の適時打で同点。14回表には一死二塁から浜田の右翼線への二塁打で二走が本塁を突いたが、好返球で憤死し、惜しくも勝ち越しを逃した。
○佐学園粘り及ばず
激闘の「終幕」を告げる打球が中堅方向に飛んでいく。3―3の延長14回裏、一死三塁。佐学園のエース北村吉亘の投じた178球目は、佐賀商の6番堀にはじき返された。「内角直球。15回まで持ち込みたかった…」。延長突入後は指先のしびれをこらえながら踏ん張ってきた背番号1はうつむいた。
大会2連覇中の難敵撃破にかけるナインの気力が、攻守両面でみなぎっていた。9回表。3―3の同点に追いつき、なおも一死一塁。ベンチは県内屈指の強打者・4番島内謙志にさえ、ためらうことなく送りバントを命じた。得点にはつながらなかったが、点を取りに行く執念は、相手守備陣に相当な重圧がかかったはずだ。
その裏の守備。一塁手が邪飛を落球しかけたものの、カバーに入っていた北村が好捕するなど懸命の守備で無死一、三塁の大ピンチをしのぎ、望みをつないだ。「学園の意地、気迫はものすごかった」。試合後、佐賀商ナインもその集中力の高さに舌を巻いた。
「最激戦」といわれるパートに入った今大会。初戦で第2シード鳥栖を破り、大会2連覇中の王者を「土俵際」まで追いつめた。ノーシードながら中軸の力強さ、堅実な守備は間違いなくトップレベルだった。「死力を尽くすことができたから、悔いはありません」と主将の島内。「私学の雄」が見せた底力は、夏舞台に鮮烈な印象を残した。
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