ジャムを作るためにブルーベリーを収穫しながら味見する子どもたち=佐賀市富士町市川

■果物の収穫体験「楽しい」

 東日本大震災で大きな津波被害を受け、今も爪痕が残る福島県新地町から小学生を招待し、農業体験などで交流する「ふくしまっ子プラスワン応援プロジェクト6」(佐賀新聞社など後援)が23、24の両日、佐賀市富士町などであった。訪れた18人が、トマトやブルーベリーを収穫し、その場で調理して味わう体験などを楽しんだ。

 コープさがのほか、福岡、大分の北部九州3県の生協で共催。22日から4泊5日で各県を回って地引き網や海水浴などさまざまな体験をする。佐賀のプログラムでは、富士町市川で農業体験のグリーンツーリズムや加工品販売などを手がける「つよし君のお野菜畑」(水田強代表)が全面協力した。

 子どもたちはブルーベリー畑で、摘み取った実を直接口に運んで「これおいしい」「こっちの木の方が甘いよ」と大はしゃぎ。収穫したてのトマトをふんだんに使ったジュースやカレーライスを食べ、笑顔がはじけていた。新地小6年の高田佳歩さん(11)は「九州は初めてで緑がたくさんあって楽しい。佐賀の方言は分からないところもあったけど、心で分かり合えたと思う」と笑っていた。

 一緒に農作業で交流した市立小中一貫校富士校中学部3年の牧野内聖奈さん(15)は「震災のことを忘れて楽しんでもらえるよう、明るく接したら、素直で元気な反応が返ってきてよかった。自分自身も富士町の良さを改めて知るきっかけになった」と話した。

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