全国から集まった塾生たちに佐賀の歴史や葉隠の教えを伝える山口祥義知事=佐賀城本丸歴史館

 グローバルに活躍できる人材を育てる「日本の次世代リーダー養成塾」の一環として佐賀城本丸歴史館で7月31日、山口祥義知事が講義した。山口知事は「地方創生はボトムアップ。上の方針を進めるのではなく、県民がやりたいことをサポートするのがリーダーの役割」と自身のリーダー論を塾生191人に伝えた。

 山口知事は「その時、日本は佐賀を見ていた。佐賀は世界を見ていた」と題して講義。佐賀藩の工業技術や、葉隠の教えなどを紹介した。「人が黒きと云はば黒きはずにてはなし、白きはずなり」と葉隠の言葉を挙げ、「先生や大人の言うことや理屈をうのみにしないでほしい。自分で疑ってみる、考えることが大事」と語り、塾生たちは熱心に聞いていた。

 大阪府から参加した下田康世さん(16)は「佐賀に対するイメージはあまりなかったけど、明治維新期の歴史や葉隠の教えなど面白かった。また観光に来たい」と笑顔を見せた。

 養成塾は7月25日~8月7日の2週間、福岡県宗像市を中心に開かれ、各界トップクラスの講師陣による講義や社会課題解決についてのディスカッションなどを行っている。全国各地と海外7カ国から高校生191人が集い、佐賀県内の高校生15人も参加。28~31日は佐賀県内のフィールドトリップとして、山口知事の講義のほか、名護屋城博物館なども巡り、幕末の佐賀藩と武士道、日本と朝鮮半島の交流史について見識を深めた。

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