九電社員から玄海原発の安全対策について説明を受ける地元住民=東松浦郡玄海町

 九州電力は8日、玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働に向けて周辺住民の理解を得るため、玄海町と唐津市鎮西町、肥前町、呼子町の約8500戸の全戸訪問を始めた。社員が2人1組で回り、原発の安全対策を説明した。

 初日は玄海町と肥前町の約700戸を目標に活動し、事前に九電が許可を得た2軒での説明を報道陣に公開した。社員は2種類の資料を持参し、重大事故を防ぐために五つの段階に応じた安全対策を実施していることを10~20分程度かけて話した。福島第1原発事故が起きた流れを踏まえ、「電源と水を絶対に絶やさないための対策を行っています」と強調した。

 説明を聞いた玄海町の看護師・小濱千春さん(40)は「書面だけでは意味が分からない。会って言葉で話してもらうと安心感につながる」。肥前町の運送業・寺田香一さん(45)は「玄海町に近いが、安全対策について聞いたことはほとんどなかったので、こういう機会は必要」と語った。

 全戸訪問は19日まで。面談して説明できた人数は、訪問期間終了後に集約するとしている。

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