佐賀県は8日、三養基郡基山町で障害児の放課後等デイサービスを運営するNPO法人「障害児・者の自立を支える会ASOBOW」(鳥栖市、古賀敏久会長)に対し、人員や運営基準に関する違反があったなどとして、20日付で県の指定を取り消すと発表した。虚偽報告をし、自治体からの給付費約2300万円分を不正請求していた。

 県によると、事業所は2012年に指定した「放課後等デイサービスセンターあそぼ~会」。サービス提供の児童発達支援管理責任者は1人以上の専任、常勤の指定要件があるが、兼務だったほか、勤務実態に応じて減額申請すべき分も不正に請求していた。監査や実地指導に対し、偽造した計画や勤務実績を報告していた。15年の実地指導で不審な点に気付いて調査し、不正が発覚した。利用登録は1月時点で45人。

 事業者は「制度をきちんと理解していなかった。(管理責任者が)産休、育休を取った場合の手続きの仕方も分かっていなかった」と釈明しているという。関係市町が事業所への給付額を精査した上で、返還請求する。

 今回の不正発覚に伴い、県が他の事業者の人員基準を確認した結果、他に誤って4事業者を指定していたことも分かった。県障害福祉課は「12年度からこの制度が始まり、人員基準の認識を誤っていた」と陳謝した。

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