老人施設の慰問活動を続ける太良町の大正琴グループ「双葉会」。講師を務める佐藤マツヨさん(右端)とメンバー=藤津郡太良町の波瀬ノ浦公民館

童謡など親しまれている曲を中心に練習する最年長の中野サラさん(左)らメンバー

■太良町「双葉会」

 80代を中心に構成する太良町の大正琴グループ「双葉会」が、年齢を感じさせない若々しさを前面に出して活動している。講師を務める佐藤マツヨさん(74)は「みんな元気で楽しみながら弾いている」と笑顔。同町内にある老人施設を10年以上にわたって慰問し、演奏で同年代の“仲間”を鼓舞し続けている。

 「双葉会」は1998年に発足。月に3回、約2時間半ずつの練習をこなし、老人施設や町内の文化祭などで練習の成果を披露している。「元気で長生き」をテーマに掲げ、技術の上達だけを目指すのではなく、楽しく演奏することを心掛けている。

 メンバーは最年長の中野サラさん(87)をはじめ、松島フジヨさん(85)、大家ヒサノさん(84)、竹輪カズエさん(81)、林カズ子さん(80)、田中由紀子さん(79)、山本峰子さん(62)、さらにメンバー最年少の田嶋杏美さん(13)=多良中2年。20年近く演奏を続けるベテランから、弾き始めて数年のメンバーまで、キャリアはさまざまだ。

 練習では指先に神経を集中させ、楽譜の数字を見ながら弦をはじく。「指を使い、頭も使う。その中で数字も見ているので、脳をすごく使う」と佐藤さん。童謡を中心に広く慣れ親しまれている曲の練習を続けている。

 「ぼけないように、みんなで仲良く笑顔で暮らすこと」がメンバーの目標。そして長年継続している施設慰問に向けては「楽しんで聞いてもらうこと。同年代の人や顔見知りもいるので、そういった人たちを元気づけることができれば」と力を込める。

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