「釉彩」で山並みや草原を表現する山川和敏さん。手にするのは2011年の県展入選作「秋風の思い」

■釉彩で武雄の自然表現

 「陶庵和山 和光窯」は、武雄市東川登町にある山川和敏さん(73)が主宰する陶芸工房です。山川さんは、長崎県大村市出身で、趣味で陶芸を始め、定年退職後の2005年に東川登町に開窯しました。

 「ろくろ、施釉(ゆう)などの基本は武雄市文化会館の陶芸教室で学びました」という山川さん。県展での入選入賞歴も多く、つぼや花器の大物作品から湯のみ、スープ碗(わん)、皿などの食器まで幅広く制作しています。

 主な技法は、わら灰釉を掛けた後、その上に鉄やクロム、銅などの金属を配合した釉薬を施す「釉彩」という技法で、武雄の山並みや草原を巧みに表現しています。山川さんの作品には武雄のシンボルの御船山の三つの岩をイメージした窯印が押してあり、山川さんの武雄の陶芸家としての心意気が伝わります。

 写真の作品は「秋風の思い」と名づけられた花器で、秋空と紅葉を始めた山が見事に表現されています。2011年県展入選作品です。電話は0954(23)1352。(地域リポーター・二宮幸枝=江北町)

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