佐賀市は、災害現場の状況把握のために小型無人機「ドローン」を導入する。市災害対策本部に中継映像を送ることで、防災対応の判断や意思決定を迅速化する。10月ごろに中継システムを備えた防災室を整備する計画で、6月補正予算案に事業費2100万円を計上した。

 市消防防災課によると、ドローン2機(1機約40万円)を購入する。山間部で土砂災害が発生した際、人の目線では把握が難しい災害の全体像などを上空から撮影し、防災室の対策本部に映像を中継することなどを想定している。

 防災室には55インチモニターを4台設置し、大画面で現場の状況を映す。市庁舎の改築に伴い、10月ごろに旧議会棟2階に防災室を置く。

 ドローンの利用は、専門業者に職員研修を依頼する。消防防災課だけでなく、現場に出動する機会の多い建設部、農林水産部の職員も操作できるよう準備を進める。災害時以外でも、市の事業や研究で上空からの写真撮影が必要な場合などで利用する。

 市消防防災課は「これまでは防災室と対策本部が別々だったが、新たな整備で情報の共有がしやすくなる。ドローンによる中継映像で本部の災害対応や判断もスムーズになる。多くの職員が操作できるようにしたい」としている。

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