記者会見する経団連の榊原定征会長=10日午後、東京都千代田区

■経団連、3年連続同日程に

 経団連は10日、今の大学3年生が対象となる2019年春卒業の就職活動について、会社説明会を「3年生の3月」、面接などの選考解禁は「4年生の6月」とすることを決めた。3年連続で同じ日程を維持する。内定は10月から。優秀な学生を少しでも早く確保したい大企業からはスケジュールの前倒しを求める声が多いが、学業優先を重視する安倍政権の意向に配慮した。

 採用活動前のインターンシップ(就業体験)についてはこれまで「5日以上」としていたが、1日だけの開催も可能とした。ただ、採用活動やその後の面接につながるようなプログラムは実施してはならないとした。

 約1350の会員企業に順守を呼び掛ける。榊原定征会長は定例記者会見でスケジュールを変更しない理由について「全体的に今の日程を評価する声が多かった。他の団体にも周知徹底を図りたい」と説明した。20年卒以降に関しては「状況を見て検討をする」と述べた。

 安倍政権の要請を受けて経団連は16年卒から2年連続で日程を変更。16年卒は説明会解禁を3年生の12月から3月に、面接解禁を4年生の4月から8月にそれぞれ繰り下げたが、大手企業の内定をもらった学生が中小の内定を辞退するケースが続出。17年卒から面接解禁を6月に変えたが、毎年の変更に批判が高まり、18年卒は前年と同じ日程を踏襲していた。【共同】

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