弓道男子団体決勝トーナメント2回戦・龍谷-一関工(岩手) ベスト8をかけて的に集中する龍谷の選手たち。(左から)花田翔太、荒木優汰、園田陸斗、修山祐輝、徳永旭洋=仙台市のカメイアリーナ仙台

■決勝T、1本の差に泣く

 ベスト8をかけた戦いは1本の差に泣いた。弓道男子団体決勝トーナメント2回戦。インターハイに6年ぶりに出場した龍谷は、一関工(岩手)に13-14で惜敗し、入賞圏を逃した。松尾経典監督は「敗れはしたが、全体的には良くやった」と選手の健闘をたたえた。

 市立松戸(千葉)との1回戦は、1射目で大前の花田翔太ら4人が続けて的を外す苦しい立ち上がりだった。花田は4射1中と振るわず、他の4人でしっかりカバー。相手のミスにも助けられ13-10で勝利を収めた。

 「次は足を引っ張らず、落ち着いて楽しもう」。エースとしての責任を感じた花田は、2回戦で集中力を見せ4中。一方、他の3人が3射目に崩れ、終盤立て直したが及ばなかった。それでも、全国選抜個人16強の花田は「団体でここまで来られたのは良い経験」と穏やかに話した。

 九州内の強豪と練習を重ね鍛えてきた龍谷の試合中、ライバルたちも観客席から「よし!」と背中を押した。松尾監督は試合後、「他校の声援は心強かった。感謝を忘れないように」と選手をスタンドへ送り出した。

■女子・武雄も奮闘及ばず

 弓道女子団体の武雄は、決勝トーナメント1回戦で佐原(千葉)と対戦。9-12の3中差で涙をのんだ。

 前日の予選は、武雄など8校が決勝トーナメント進出がかかる10中で並び、残り4枠をかけて競射で争った。結果は武雄を含む4校が4中で通過。藤貴雄監督は「あの場面で4本入れたのは素晴らしかった」と選手の精神力を評価した。

 県新人戦を制した島田帆乃香、まとめ役の樋口美祈主将を軸に、6月の県総体では14年ぶりに団体制覇。部員たちは部活だけでなく、学校生活や普段の立ち振る舞いにも気をつけ、心の強さを磨いてきた。

 樋口主将は「負けたのは悔しい。でもこの仲間と全国の舞台に立ててうれしかった」と胸を張った。

 ▽男子団体決勝トーナメント1回戦(20射)

龍谷 13-10 市松戸(千 葉)

(龍谷=花田1中、荒木3中、園田3中、修山3中、徳永3中)

(市松戸=中野4中、原2中、添田1中、森1中、杉田2中)

 ▽同決勝トーナメント2回戦(20射)

一関工(岩 手) 14-13 龍谷

(一関工=佐藤龍3中、佐藤駿3中、小形3中、岡本3中、高橋2中)

(龍谷=花田4中、荒木3中、園田1中、修山2中、徳永3中)

 ▽女子団体決勝トーナメント1回戦(20射)

佐原(千 葉) 12-9 武雄

(佐原=石毛2中、黒津4中、岩井3中、石井1中、岡野2中)

(武雄=樋口3中、小川2中、金子0中、江口2中、島田2中)

このエントリーをはてなブックマークに追加