子どもたちに話しかける好生館小児科部長の稲田浩子さん=佐賀市の嘉瀬公民館

 小学生らを対象にしたがん教育講座「がん予防ウォッチ」が23日、佐賀市の嘉瀬公民館で開かれた。県医療センター好生館(佐賀市)の小児科部長の稲田浩子さんが、がんの基礎的な知識をはじめ友達が患者になったときや、復学した際の接し方などについて話した。

 稲田さんはがんの病状や抗がん剤を利用した治療の流れなどを子どもにも分かりやすく説明した。入院による勉強の遅れや薬の副作用で容姿が変わってしまうなど小児患者は複雑な思いを抱えるとし、子どもたちに「どう考える?」「どう接してあげる?」と問いかけた。

 熊本市から参加した稲田桃子さん(13)は、「がんになった友達はいないけれど、身近な問題に感じた」と話した。保護者や学校関係者らも多く聴講し、「子どもががんになったときの接し方が学べた」「入院後、生徒が学校に復学しやすいように、どのような配慮をしたらいいのかが理解できた」と話していた。

 講座には、ティーンズミュージカル佐賀も出演し、がん患者を支える仲間たちの友情をテーマにした演劇を披露した。

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