日赤の近衞社長(右)に佐野常民の人物像を紹介する森さん=佐賀市川副町の佐野常民記念館

 日本赤十字社の近衞忠輝社長が24日、佐賀市川副町の佐野常民記念館を訪れた。諸田謙次郎館長ら職員や佐野常民について学んでいる地元児童が出迎え、同社を創設した常民の偉業と佐賀藩の歴史について説明した。

 2階の常設展示室では、中川副小6年の森美月さんが、常民に対する大隈重信や伊藤博文の言葉を引用しながら「信念を曲げず、20年先を考えることができた人物」と紹介した。諸田館長も全長23メートルある年表を使い「常民はパリで国際赤十字の『敵味方の差別なく救護する』という精神に衝撃を受けた」と日本赤十字社創設のきっかけを説明した。

 近衞社長は「先見性ある佐賀藩の土壌があったからこそ、常民は赤十字社を作ることができた」と話した。

 近衞社長は23日にあった唐津赤十字病院(唐津市)の落成式典に参加するために佐賀を訪れ、この日は佐賀市の日本赤十字社佐賀県支部や徴古館などを訪問した。

このエントリーをはてなブックマークに追加