公園でポケモンGOを楽しむ大勢の人たち=25日午後、東京都墨田区

ポケモンGOの起動時に「歩きスマホ」に注意を呼び掛ける画面と、歩きながらゲームをする人たち(右)=25日午後、東京・上野公園

 警察庁は25日、車やバイクを運転中にスマートフォン向け人気ゲーム「ポケモンGO(ゴー)」をしていたとして摘発したケースが配信開始の22日以降、全国で71件に上ると明らかにした。都道府県警が25日午前11時半までに報告した。このほか人身事故が4件、物損事故は32件あった。【共同】

 警察庁によると、運転中の携帯電話の使用が原因の事故は昨年1年間で1954件。そのうち通話ではなく画面を見ていたケースは846件だった。担当者は「運転中に携帯を使うのは大変危険なのでやめてほしい」と話している。

 25日は大津市の県道でゲームをしながら運転していた同市の男性会社員(21)の乗用車が信号待ちの車に追突。計3台が絡む玉突き事故となり、被害車両を運転していた男性会社員(29)が軽いけがをした。金沢市では交差点でライトバンに軽乗用車が衝突し、ライトバンの男性が軽傷を負った。

 この日はポケモンGOを巡る新たなトラブルも判明。東京ではJR渋谷駅近くでゲームをしていた女性に写真を撮られたと勘違いし、女性の腕をつかんだとして、暴行容疑で警視庁が23日、千葉県の男(27)を現行犯逮捕。北海道長万部町では22日夜、大学生がゲームをプレー中にヒグマらしき動物と遭遇していたことも分かった。エゾシカだった可能性もある。

 25日はプレーの禁止や警戒を呼び掛ける動きも広がった。日本三大霊場の一つとして知られる青森県むつ市の恐山は「ゲームをするのにふさわしくない場所だ。岩場が多く危険でもある」(恐山菩提(ぼだい)寺関係者)として、ポケモンGOの禁止を予定。北海道警は札幌市中心部の大通公園で歩きスマホ事故などに注意喚起するビラを配った。

■「操作やめて」二条城が看板 京都、世界遺産

 京都市の世界遺産・二条城は25日、二の丸御殿(国宝)の入り口3カ所に「ポケモンGOの操作など、歩きスマホはやめましょう」と書いた看板を設置した。外国人観光客向けに英語も併記している。城内でゲームをする人が多いことから設置を決めた。

 京都市内では他に、八坂神社も、ポケモンGO(ゴー)で遊ぶ人で混雑し参拝客の迷惑となっているとして、開発元に対し、境内にアイテムが入手できるスポットを設定しないよう要請することを検討している。

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