小学女子38キロ級で優勝した寺田都姫さん=鳥栖市のベストアメニティスタジアム

■「勝ったとき喜び最高」

 小学生最後のリングは、夏にあった大会のリベンジマッチだった。寺田さんは積極的な攻めに徹して主導権を握り、3-0の判定勝ち。「8月に負けた相手だったから、すごくうれしかった」とほほえんだ。

 兄の歩夢(あゆむ)さん(15)の影響で、鳥栖市総合地域型スポーツクラブ「フィッ鳥栖」のボクシングサークルに通い始めたのは小学5年生の時。「ミット打ちが好き。勝ったときの喜びも最高」とすぐに熱中した。指導する杵島商高ボクシング部の森田隆宏監督(54)は「女子ではパンチ力があり、思い切りもいい」と評す。

 夏の大会では、前日に発熱。勝敗が付かないスパーリングだったが、「負けて悔しかった」と振り返る。今回は試合当日に同じ対戦相手だと分かり、「絶対勝ってやる」と強い気持ちで臨んだ。先に仕掛けて相手に考える暇を与えない試合運びで、スタミナでも圧倒した。

 4月から中学生。一気にレベルが上がるが、「いろんな人とボクシングをして、全国で勝っていきたい」と寺田さん。小学生王者の称号を自信に、さらなる成長を誓う。

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