交流会の様子などA3パネル25点が並ぶ=佐賀県庁の県民ホール

 ハンセン病への偏見や差別をなくすための啓発パネル展が、佐賀県庁の県民ホールで開かれている。今月5日、これまでで最も多い108人が参加し国立ハンセン病療養所菊池恵楓(けいふう)園(熊本県合志市)で開いた県出身者との交流会の様子などA3パネル25点を展示している。14日まで。

 らい菌の感染で発症するハンセン病は、手足などの末梢(しょう)神経が麻痺(まひ)したり、後遺症で体の一部が変形したりすることがある。感染力は弱いが、1996年まで国の隔離政策が続いた。

 会場には、確実に治ると記したパネルや、2003年、宿泊を拒否したホテルがあり偏見や差別が根深く残る現実を紹介したパンフレットを配置した。

 交流会を紹介したパネルでは、桜が咲き始めた園内で佐賀ユーモア協会のメンバーによる佐賀にわかを楽しむ風景をはじめ、浜玉中学校の生徒が、県出身者と笑顔で握手したり、身を乗り出し話を聞いたりする写真が並ぶ。

 また3月末、県が復元し恵楓園に贈った「希望の鐘」除幕式の様子も伝える。

 県健康増進課によると、恵楓園では県出身者は70代から、ことし100歳を迎える人まで12人が暮らしている。

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