相模原市の障害者施設で起きた殺傷事件を受け、佐賀県内の施設関係者からは、手薄な夜間を狙った犯行に不安の声が上がった。

 「守らないといけない弱い人を狙うなんて」。知的障害者のグループホームを運営する「かささぎの里」(佐賀市)の鳥越景行施設長(43)は言葉を詰まらせた。「知的障害者は判断能力だけでなく、体力が限られている人も少なくない」といい、施設では防犯上、夜間はシャッターを閉めている。「暑いから開けようという意見もあったけれど、やはり警戒は必要」と思い直している。

 知的障害者80人が入所する佐賀市の別の支援施設では夜間、職員5人が見回っている。施設長(64)は「『逃げろ』って叫んでも、自力で逃げられる人は数人。皆が熟睡する夜を狙われたら手だてがない」とショックを隠さない。「夜勤の職員が不安にならないような方策も考えていかないと」と話した。

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