中学女子56キロ級で準優勝した片峰憧子さん=唐津市浜玉町の中央公民館

■「勝つ」と果敢に攻め

 隙を突いて放った右ストレートが、相手の顔面を捉えた。レフェリーがダウンを取り、3-0で判定勝ち。ボクシングを始めて1年、初の公式戦で準優勝をつかんだ。「中学の最後にいい経験ができた」とメダルを手にはにかんだ。

 小学3年生から空手を始め、全国大会に2度出場した。「他の競技にも挑戦したい」と考えていた時、テレビで流れていたボクシングが目に留まった。速いパンチとスピード感に魅力を感じた。中学3年の春、浜玉ボクシングアカデミーの門をたたいた。

 試合は片峰さんを含めた選手3人で総当たり。1試合目は緊張で体が動かず判定負けした。「次こそ勝つ」と、顔にパンチを食らいながらも果敢に攻めた。相手をコーナーに追い詰め、ダウンを奪った。

 アカデミーで指導する石丸誠代表(45)は「教えたことをすぐ吸収する。諦めない忍耐力がある」と期待する。高校でも競技を続ける片峰さんは「先輩に負けないよう、フットワークやコンビネーションを鍛えたい」と闘志を燃やす。

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