セブン―イレブンに置かれたマルチコピー機

■住民票交付や写真印刷

 コンビニのコピー機サービスが拡大している。住民票の写しの交付など行政サービスや、スマートフォンで撮った写真の印刷といった「マルチコピー」の機能が充実してきた。店舗網が広がる中、顧客の利便性は向上している。

〈▽スマホから〉

 ここへきて目に付くのが写真印刷の性能の向上だ。SDカードなど記録メディアを利用する方法に加え、アプリを使ってスマホから画像データを送りカラー印刷できる。

 通常サイズ(L判30円など)だけでなく引き伸ばし(A4光沢紙で1枚120円など)たり、証明写真用にサイズを合わせて印刷したりできる。

 アニメやゲームのキャラクター、楽譜や地図、過去の新聞記事などの印刷サービスもある。アニメのキャラクターブロマイドはL判1枚200円などで提供している。

 仕事上での活用も広がる。営業用の資料やカタログをネットワーク上に保存し、近くのコンビニのコピー機を使って印刷できる。荷物の削減に加え、その場で内容の修正や部数の変更ができる。

〈▽行政サービス〉

 既に定着しているのが、住民票の写しや印鑑証明書、戸籍証明書の交付などの行政サービスだ。

 「役所まで遠い」「仕事で役所が開いている時間に訪問できない」との利用者の声に応え、2010年ごろから各地のコンビニのコピー機を使ってサービスを受けられるようになった。現在、約2割の市町村が対象で、取得できる証明書の種類は自治体で異なる。

 コピー機の端末画面から「行政サービス」を選び、マイナンバー制度の個人番号カードや住民基本台帳カードを使って本人確認するのが一般的だ。個人情報の保護や偽造、改ざんの防止策がとられている。

 免許証やカードの表と裏を1枚の用紙に並べてコピーできるなどサービスが多様化している。ファクスは送るだけでなく受信もできる。

 マルチコピー機の基本的なサービスは共通しているが、一部コンビニによって異なる機能もある。ローソンの担当者は「スマホをさらに効果的に使えるようにして、慣れない人にももっと簡便に操作できるようにしたい」と話していた。

 マルチコピー機コピー以外の機能を持った複合機。写真印刷などに広がりインターネットと結んだ機能も増えている。

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