ゴムボートから水難者役を陸に引き上げる白石署員ら=白石町の遊水池

 白石署と佐賀県警本部による水難救助訓練が25日、白石町の遊水池であった。台風やゲリラ豪雨などの気象災害により低平地での発生が懸念される水難事故に備え、同署員ら約20人が県警のヘリコプターと水上のゴムボートの連携などを確認した。

 訓練は、大雨洪水警報発令中に「遊水池内の丘陵地に男性1人が取り残されている」との通報があり、陸上からの捜索班が現場に到着しても男性の姿がなく、流されているという想定。ゴムボートでの捜索と救助、県警察航空隊による上空からの捜索に分かれて訓練に当たった。互いに無線で連絡を取り合い、佐賀空港を飛び立った航空隊は上空から男性の位置を伝え、ゴムボート班は指示に従ってボートを進め、男性役の署員をボートに引き上げた。

 大雨による気象災害が懸念される季節を前に、毎年実施している。高石利成白石署長は「うまくいったが、今回はあくまでも水難者を発見できるという前提があった。実際には雨や風で状況が違うこともあるが、訓練を生かして災害時もうまく連携したい」と気を引き締めた。

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