原発の再稼働については、依存度を可能な限り低減し、再生可能エネルギーの導入などを推進していくべきというのが基本認識だ。ただ、現状では安定供給やコスト面で課題があり、国が原発を「重要なベースロード電源」と位置付けていることは理解できる。原子力規制委員会で安全性が確認され、住民の理解が得られた場合は、再稼働はやむを得ないと考えいている。

 再稼働の問題は、県民の安全が大事であることから、稼働している、していないにかかわらず、県として現に存在している玄海原発と真摯(しんし)に向き合い、対処しなければならない。

 玄海3、4号機の再稼働については、1月18日に原子炉設置変更許可が出され、国から理解を求められた。県民にはさまざまな意見があり、立地地域に限らず広く県民に知ってもらい、幅広く意見を聴きながら進めていくことにした。

 原発は安全確保を大前提にしなければならない。玄海3、4号機は、規制委が新規制基準に基づき厳格な審査を行った。県も原子力安全専門部会を設置し、助言をもとに規制委に確認事項を提出して回答を得た。県としては、運転に当たり求められるレベルの安全性が確保されていることを確認できたと考えている。

 要請していた関係大臣の来県については、内閣府の山本公一原子力防災担当相が、玄海原発や介護施設、県オフサイトセンターを直接確認された。私からは、原子力災害が発生した際は、国としてしっかりと責任を果たすこと、特に初動の備えに万全を期すこと、現地対策本部長となる副大臣は就任ごとに来県し、土地勘を持つことを要請した。お互いに、避難計画について不断の改善に努めていくことを確認した。

 県民の代表である県議会の意見は、極めて大切と考えている。しかるべき時期に私の考えを示したいので、県議会としての意見をいただきたい。

このエントリーをはてなブックマークに追加