古谷宏県教育長(左)にDVDなどを手渡す、みらいプラネットの有富健理事長=佐賀県庁

 偏見や差別のない社会を目指すNPO法人みらいプラネット(山口県防府市)の有富健(つよし)理事長らが3日、佐賀市の佐賀県庁を訪問し、難病患者の病気に対する差別や偏見をなくそうと制作したDVDを古谷宏県教育長に手渡した。DVDは350部贈られ、2月中旬をめどに県内の小中学校に配布する。

 DVD「咲き誇れ、強く-Irreplaceable-」は3部構成。Irreplaceableは取り代えられない、かけがえのないという意味。1部(30分)は難病患者の経験に基づいたドラマで、難病を原因にいじめを受けた主人公が成長し、共生社会を目指す姿を描く。2部(10分)は教員向けの学習指導、3部は厚生労働省の塩崎恭久大臣や歌手のはいだしょうこさんら著名人の応援コメントを収録している。

 有富理事長は「社会的立場が弱い人も笑顔あふれる社会にしたい。授業などでDVDを見て、小中学校の子どもたちの理解を広めてほしい」とDVDを手渡した。古谷教育長は「人に寄り添い、人の痛みが分かる子どもを育てるために活用したい」と述べた。

 DVDのドラマ出演者や制作は全てボランティアで行った。同会は5年かけて全国に贈る予定で、既に山口県と東京都に贈り、佐賀県は3都県目。有富理事長は「制作に協力してくださった方のためにも、とにかく多くの人に見てほしい」と話した。

このエントリーをはてなブックマークに追加