台本を手に、稽古に励む子どもたち=基山町保健センター

 基山町の歴史や文化を題材にした創作劇が今年も上演される。第3弾目となる劇の題目は「八ツ並の姫~観音様になったお姫様~」。町に残る民話を題材に、伝統文化や歴史に隠された人々の思いを描く。夏休みに入り稽古も本格化し、小中学生から大人まで約70人が練習に励んでいる。

 町では、町内の国指定特別史跡「基肄(きい)城」の築造1350周年を記念し、12年から同史跡を題材にした創作劇「こころつないで」を上演。15年でいったん活動を終えたが、町に芽生えた演劇文化を育て続けようと16年にきやま創作劇実行委員会を立ち上げ、同年は「ホタル列車」を上演した。

 今回は町に伝わる八ツ並長者という有力者にまつわる民話から着想を得た物語で、対立する二つの家の犠牲となり、ついには観音様になった女性を描く。

 劇は12月10日の町主催イベント「ふれあいフェスタ」に合わせ、町民会館で上演する。主人公の女性を演じる副島葉月さん(11)=若基小6年=は「昨年はせりふが多い役で楽しかったし、主役をやってみたかった。見る人が基山町についてたくさん知って、詳しくなってほしい」と意気込む。

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