いじめや命の尊さをテーマにした劇を披露する団員=佐賀市の大詫間小

 佐賀市の大詫間小学校(佐々木英利校長)で8日、東京都を拠点に活動する劇団「野ばら」の観劇会があった。同校の全校児童46人と付近の住民約30人が観賞し、いじめや命の尊さをテーマにした演劇に親しんだ。

 「あした・あさって・しあさって」と題した劇は、小学4年生で乱暴な男の子「健太郎」が架空の世界に迷い込む物語。3年前に母を亡くし、仕事で忙しい父にいらだちを覚える健太郎は、虫や動物など弱い者へ八つ当たりするようになる。架空の世界では健太郎がいじめて傷を負ったトンボや鳥、カエルが登場。葛藤しながらも優しい心を取り戻す健太郎の成長を描く。

 公演は文化庁の「芸術文化創造推進事業」の一環で、全国の地方や離島を中心に巡回している。同劇団は年間で約80校の公演を予定している。

 6年生の馬場貴広くん(11)は「学校で演劇を見たのは初めてだった。自分がやったことが自分に返ってくる話で、いじめはよくないと思った」話した。

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