■湊疫神宮宮司の鳥越友彦さん(47)

 地元で「やくじん(厄神)さん」と親しまれる唐津市湊の湊疫神宮(みなとやくじんぐう)。今年も11日、「灰ふり祭り」が行われ、参拝者の足元に灰を振りかけて一年の厄を払う。

 ご鎮座430年記念事業として拝殿の改修を終えたばかり。屋根の瓦を千鳥唐破風(ちどりからはふ)の銅板にふき替えた。高さ約2メートル、県内で最も低いとされる肥前鳥居、一対の石造狛犬(こまいぬ)とともに、心新たに参拝客を出迎える。

 厄年というと俗信とみる向きもある。「災いが必ずあるということではない」と前置きしながら「竹」にたとえ、「竹は節がないと倒れてしまう。それと同じように、人生も節目節目を大事にしていただきたい」と厄払いの意義を語る。

 数え年で今年41歳になる校区の男性たちでつくる「厄年会」が灰を振る。今年は20人。自身が厄年会の時は32人いたという。「年々、少子化を実感」しながら、「立神岩もあれば、七ツ釜もある。氏子だけでなく、市内外の人にも湊の良さを知ってもらう機会にしたい」と語る。電話0955(79)0216。

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