唐津市議会玄海原発対策特別委員会は9日、玄海原発3、4号機の再稼働で、執行部の取り組みについて質疑した。市議会が4月、峰達郎市長に「申し入れ書」を提出して以降の対応で厳しい意見が相次いだ。

 市議会は4月6日、安全性に理解を示しつつも市民の不安払しょくが喫緊の重要課題として「慎重な判断」を市長に求めていた。峰市長は内容を大枠でなぞりながら、「再稼働を進めることはやむを得ない」と加え、4日後、市としての申し入れ書を県に提出した。

 特別委では、市長選前後に峰市長が「市が県や九電と結ぶ安全協定、覚書の再検証をする」と訴えていたことを踏まえ、市議が「再検証の必要性を伝えるチャンスだったのでは」とただした。

 峰市長は「当時は議会側の申し入れを県に伝えなければいけないとの思いで、必要性を感じなかった。今後は必要性があるときにしっかりと話をしていきたい」と答えた。

 別の市議は「『慎重な判断』を求めたのに拙速だったのでは」と質問。市長の申し入れの翌日に、再稼動を容認した臨時県議会が開会していることから「間に合わなければ、市議会の意見は県に反映されなかった。拙速とは思っていない」と反論した。

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