九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)の半径5キロ圏(PAZ)の住民を対象に佐賀県は今月から月1回、事故時の甲状腺被ばくを軽減する安定ヨウ素剤を、唐津保健福祉事務所で事前配布する。薬剤の切り替えや住民の受け取り機会を増やし、約6割にとどまる配布率をアップさせる。

 事前配布の対象は5キロ圏内の全住民7932人。事務所での配布は、(1)転入者を含むこれまで事前配布を受けていない人(2)薬剤の有効期限が切れている人(3)薬剤が切り替わる年齢(3歳、13歳)の人-になる。

 県などは昨年11月以降、今年3月末までが使用期限だった薬剤の更新を進め、3歳未満にも新しく開発されたゼリー剤を配った。ただ、配布率は62・0%にとどまり、玄海町76・9%、唐津市49・7%と地域差も出ており、今後も日程を決めて各地区の事前配布を実施する。

 事務所での配布は毎月第3木曜(初回は6月15日)の午前9時から午後1時まで。これ以外の時間帯は、医師や薬剤師らが不在で対応できない。これまでに配布した安定ヨウ素剤のほか、現在服用している薬が分かるものを持参する。問い合わせは県医務課、電話0952(25)7033。

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