インターンシップの事例報告に耳を傾ける企業の人事担当者ら=佐賀市のアバンセ

 事例発表したミズ(佐賀市)の溝上泰興人財本部長は「会社の規模で就職先を選ぶ学生もいる」と現状を報告。「特別なプログラムを用意するのではなく、リアルな職場の実態を社員を通じて見てもらうことがポイント」と指摘した。

 県内では薬剤師の求人倍率が10倍にもなるとの統計も示し、「採用活動前に優秀な学生と接点を持つことで、実際に採用にもつながった」と効果を示した。

 1カ月半の長期で実施している福岡市の総菜チェーンは、市場調査や商品開発に学生がかかわった事例を紹介。「売り上げ目標も共有して指導することで、従業員の技能向上や意識改革にもつながる」と語った。

 グループ討議では、インターンシップの目的や期間について意見交換。採用後の離職防止や求職者を増やす観点から、学生の意見を職場に還元する取り組みを提案する企業もあった。

 インターンシップに関しては、採用活動に結び付ける企業もあり、事実上の「青田買い」との指摘もある。九州一円で小売店を展開する熊本県の企業は「あくまで学生と企業とのギャップを埋めるための手法」とした上で、「人材確保は難しく、採用活動には欠かせない」と話した。

 セミナーは、ジョブカフェSAGAが主催。卒業生の地元就職率アップを目指す県内大学の事例報告もあった。

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