埋蔵文化財センターに関する署名と要望書を受け取る秀島市長(左)=佐賀市役所

 国史跡で国内最古級の湿地性貝塚「東名遺跡」の遺物や佐賀市内の文化財などを展示・保管する「埋蔵文化財センター」について、NPO法人東名縄文の会などは4日、東名遺跡の隣接地に整備するよう署名を添えて秀島敏行市長に要望した。

 要望書では「遺跡と出土品は一体で、展示施設は遺跡の隣接地とするべき。展示施設が東名遺跡と離れた場所に整備されれば、遺跡の価値は半減する」と指摘。署名は3825人分を提出した。

 同会の江島徳太郎理事長(77)は「東名遺跡は佐賀市の宝。署名した人の気持ちをくみ取って、検討してほしい」と要望した。秀島市長は「先人が残した貴重な遺跡。市の財政状況などを踏まえながら、模索していきたい」と応じた。

 埋蔵文化財センターは2020年度を目標に整備する予定。2月から有識者による検討委員会を定期的に開き、展示施設の機能や役割などを検討している。現在、東名遺跡の出土品は20万点以上が確認され、東名縄文館に数百点を展示している。

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