山口祥義知事(左)に、核兵器廃絶や平和への思いを話す高校生平和大使の藤田裕佳さん=佐賀県庁

 スイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れて核兵器廃絶を訴える「第20代高校生平和大使」の藤田裕佳さん(武雄高2年)が4日、佐賀県庁を訪れ、山口祥義知事と面談した。留学先で、内戦が続くシリアの難民と接した経験をもとに「平和の種まきをしたい」と抱負を述べた。

 藤田さんはドイツに留学した際、暮らしも財産も失ったシリア難民の境遇に接し、「私たちが当たり前に感じていることが当たり前じゃない世界の情勢を知った」と振り返った。その上で、平和大使の活動を通して「多くの人たちが平和を考えるきっかけをつくり、核兵器廃絶に貢献したい」と決意を述べた。

 山口知事は「長崎でも(原爆投下を)覚えている人が減ってきている。風化させないために頑張ってほしい」とエールを送った。

 高校生平和大使は15都道府県から22人が選ばれた。19日に出発して国連の軍縮会議の場でスピーチし、核廃絶を訴える署名を提出する。

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