伊万里市は本年度、「特産品のPRに」と市の交際費を使い、一部の国会議員や国会議員秘書らに贈っていた「中元」「歳暮」を取りやめた。県内10市の交際費を調査していたNPO法人「市民オンブズマン連絡会議・佐賀」が、中元などに交際費を使うのは他市では見られないと指摘し、市は廃止すると伝えた。同市秘書課は「交際費のあり方を大きく見直す中で決めた」としている。

 オンブズマン連絡会議によると、伊万里市には同様の指摘を20年前にも行っていたという。秘書課によると「20年前かどうかは確かな記録がなく分からない」とするが、「国や県の事業で、お世話になっている」として、中元は特産の梨5キログラム、歳暮は5~6千円分の伊万里牛を贈り、昨年度は各10人、計10万4800円を支出した。「受け取れない」とする国会議員もいるため、市ホームページで公開された贈答先に名前を連ねていない議員もいる。

 秘書課は「さかのぼれば交際費が500万円の時代もあったが、現市長の公約で交際費を徐々に削減し、2009年からは年間予算を100万円としている」と説明する。本年度は予算100万円の枠は変えないものの、使途を「必要最小限に絞っている」という。

 このほか、オンブズマン連絡会議は「使途先が『市内団体忘年会』などとあり、相手先が不明。団体名の公開を」(武雄市)、「他市が取り組むホームページ上での個別の情報掲載がない。透明性を高めて」(嬉野市)など、7市に見直しの申し入れ書を郵送した。

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