コメ市況調査会社の米穀データバンクは4日、2017年産のコメ(水稲)の作況指数(平年=100)が、全国で「やや良」の102になるとの予想を発表した。6月は気温が低かったものの、5月と7月に天候に恵まれた地域が多かったためという。各地の豪雨被害は統計上、目立った影響が表れていない。

 都道府県別では、作況指数102~105の「やや良」は北海道、新潟など31道府県。佐賀の100など99~101の「平年並み」は秋田、長野など14都県。95~98の「やや不良」は、日照不足に見舞われた福岡と沖縄の2県だった。7月末までの気象データを基に評価した。

 九州北部、秋田県などの豪雨に関しては「耕作できなくなった所は一部の地域にとどまる」(担当者)とし、現時点で全体的な作況への影響は限られると判断している。

 17年産の主食用米の収穫量は745万1千トンと予想。16年産実績に比べ4万5千トン少ないが、国が生産調整(減反)のために示した「生産数量目標」より10万1千トン多い水準を見込んだ。予想される収穫量では、米価が大きく値崩れする可能性は低いとみている。

 予想収穫量に今年6月末時点の在庫を加えた供給量は943万6千トン、17年産米の主食用米の作付面積は137万7千ヘクタールと推計した。【共同】

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