=新幹線=

 【山陽新幹線への乗り入れ】

 山陽新幹線への乗り入れで、ダイヤ編成上の課題として指摘されているフリーゲージトレイン(FGT)の最高速度について、土井敏行議員(自民)が「乗り入れ可能な水準に到達できるのか」と尋ねた。

 国交省の潮崎俊也大臣官房技術審議官はFGTの開発目標が最高時速270キロであることを示し、「山陽新幹の最高300キロまでいけるかどうかという見通しは、まだまったく持っていない。ただ、今後の開発成果、性能がもう少し確定した段階で乗り入れに関して事業者間で協議や調整があるものと考えている」と述べた。

 【コスト低減策】

 一般の新幹線と比べて2・5~3倍かかるとされるコストを、今後どの程度まで削減できるかという見込みを土井議員と中本正一議員(公明)がただした。潮崎審議官は、車軸などを定期的に交換する場合に部品をすべて新品にする前提で試算をしていることを挙げ、高価な部品などの再利用も検討することで削減できるとした。「各部品ごとに製造メーカーなどに意見を聞き、検証走行試験での状況を見ながら一つ一つ検証したい」と語った。

 【フリーゲージトレインの利活用】

 JR九州でFGT運行が可能になった場合の展開に関し、西久保弘克議員(自民)が質問した。潮崎審議官は「特に具体化したものはない」としつつ、整備新幹線では北陸新幹線でもある程度導入を視野に入れていることを説明した。

=オスプレイ=

 【目達原駐屯地】

 佐賀空港へのオスプレイ配備計画をめぐる目達原駐屯地(神埼郡吉野ヶ里町)の将来像について、八谷克幸議員(自民)が「目達原でオスプレイを使う予定はあるのか」と聞いたところ、川嶋貴樹九州防衛局長は「目達原を使うことは想定していない」と答弁した。

 【沖縄の不時着事故】

 沖縄県名護市沖に米軍オスプレイが不時着した事故で、米軍が機体のシステムや機器に不具合はなかったと説明していることについて、武藤明美議員(共産)は「固定翼からヘリモードに転換できないまま墜落したという指摘もある。米軍の情報提供を待つだけでなく、フライトレコーダーの記録の提供を求めるなどし、共同で調べることはできないのか」と質問。防衛省の島眞哉地方調整課長は「米軍にはフライトレコーダーの記録を含め、情報提供を求めていく」と応じた。

 武藤議員は、在沖縄米軍トップのニコルソン沖縄地域調整官が「(海に不時着させて住民への被害を回避した)操縦士は感謝されるべきだ」と述べたことに触れ、「多くの沖縄県民の気持ちを逆なでしている。抗議すべきではないか」とただした。島地方調整課長は「発言の内容は新聞報道や映像で確認しているが、そこに至るまでの流れが分からないのでコメントは差し控えたい」と述べた。

 【デモフライト】

 11月に佐賀空港周辺で実施されたオスプレイの試験飛行について、川崎常博議員(自民)が「1機だけの飛行に不満の声があった。複数機で飛んだときの騒音レベルはどうなるのか」と問うた。

 土本英樹大臣官房審議官は「戦闘機や戦闘ヘリは複数で運用するが、佐賀空港に配備予定のオスプレイは輸送ヘリであり、平時は1機での運用を想定している。1機であっても安全性は確認できる」と返答した。複数機で飛んだ場合の騒音は、「1機のときより大きくなるが、2機飛べば2倍になるということはない。試験飛行時に観測した最大値75デシベルが2機になれば78デシベルと3デシベル程度大きくなり、騒音レベルはあまり変わらない」と話した。

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