山口祥義知事(中央)に受章報告した山口仁司さん(左から2人目)と家族従業員=県庁

 大日本農会の「第100回農事功績者表彰」(総裁・秋篠宮文仁親王)で緑白綬有功章を受章した武雄市のキュウリ農家山口仁司さん(65)が、県庁の山口祥義知事を表敬訪問した。先進的な技術導入で高品質多収を実現し、後進の育成にも情熱を注いでいる山口さんは「元気なうちに1億円農家を育てたい」と抱負を語った。

 山口さんは鉄骨ハウスでキュウリ栽培を始めて45年。平成になる前から光合成を促進する二酸化炭素発生装置を導入し、環境制御システムによる多収技術を確立し、10アール当たり収量は常に県平均の倍以上となる35~40トンを上げている。

 環境負荷を抑えるヒートポンプによる加温や、日照量に応じて自動で水やりするシステムによる省力化など、今も新技術導入を積極的に進めている。山口さんのもとには全国から若い研修生らが訪れ、惜しむことなく技術を伝えている。

 山口さんは「受章はいろいろ教えていただいた皆さんのおかげ。昔は経験が物を言ったが、環境測定で数値化される今は若い人が伸びる時代。ぜひ産地への後押しを」と語った。

 山口知事はキュウリを生でかじって「うまい」と絶賛。「佐賀のキュウリをブランドとして宣伝するにはどうしたらいいかな」と応じ、協力も約束した。

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