進出協定を交わすアイリスオーヤマの大山健太郎社長(右)と橋本康志鳥栖市長=鳥栖市役所

アイリスオーヤマの工場増設予定地。奥に見えるのは同社第2工場=鳥栖市西新町

 生活用品製造卸の大手、アイリスオーヤマ(本社・宮城県仙台市)は12日、事業拡大に伴い、鳥栖市西新町の鳥栖工場に60億円をかけてLED(発光ダイオード)照明の生産ラインと自動倉庫を増設し、生産・供給体制を強化すると発表した。5月に着工、12月に稼働を始める。

 鳥栖工場は1990年4月に第1工場が完成し、主にプラスチック製の生活(収納)用品を生産、2万4千パレットを扱える自動倉庫を保有している。2012年1月には、隣接するパナソニック子会社の工場跡に第2工場を建設し、国内で唯一、LED照明を生産している。

 11年の東日本大震災以降、節電意識の高まりからLED照明の需要が高まり、供給が間に合わない状態が続いている。また、鳥栖は国内工場のうち、中国の生産拠点から最も近い。このため、LED照明の生産ラインと4万パレットを収容できる自動倉庫を新設、物流効率を高める。

 工場増設に伴い20人を新規雇用する。配転を含めて鳥栖工場全体の従業員数は580人体制となる。増設部分の初年度の販売計画は70億円を見込む。

 鳥栖市役所で同日、同市と進出協定を結んだ大山健太郎社長は「鳥栖工場は当社の西日本の拠点工場。これからも工場を成長させて鳥栖市に貢献したい」と話した。

 同社は家電事業の拡大やLED事業の強化により、16年12月期に売上高1220億円(前年比15%増)を達成。17年度は売上高1550億円(同27%増)を目指しており、この2年間で売上高が約5割増となる見通し。

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