3年後の完成を目指して移転新築する神埼市の本庁舎の建設概要がまとまった。1階に住民利用の多い窓口や休日も開放する多目的スペース、会議室などを配置。内装は脊振町の木材を活用し、「神埼らしさ」を重視する。4階に議場を設け、千代田庁舎にある機能を集約する。

 新庁舎は5階建て、延べ床面積約7200平方メートル。現本庁舎から国道を挟んで北側の県東部農林事務所と神埼町保健センターを取り壊した場所に造る。

 フロア別では、2階は教育委員会や産業建設部などの執務室、3階は市長室や総務課、災害時に対策本部となる約300人収容の大会議室(約230平方メートル)を設ける。水害対策のため地下フロアは造らず、1階の高さを国道までかさ上げする。5階にはサーバーなどの基幹設備を置く。耐震安全性も高め、市庁舎整備課は「自然災害に強い庁舎」と説明する。

 長崎街道「神埼宿」が栄えた歴史を踏まえ、外壁は「しっくい壁」や「焼き杉」をモチーフにした配色を取り入れる。太陽光や地熱を利用する環境配慮型で2018年度から着工し、20年度に開庁する。

 今後の用地造成費や本体工事費などは約37億円で総事業費は約50億円。市のホームページで基本設計書を公開している。

 このほか、市は近くのJAさが神埼地区中央支所と神埼建設業会館を約9億円で取得した。JAの建物は保健センターと図書館に改修、県東部農林事務所も入居する。

 脊振庁舎改築は18日から説明会、市民の意見も募集

 神埼市は18日から市内3会場で公民館や脊振診療所、図書館などを集約し、複合施設として建て替える脊振庁舎の説明会を開催する。これまでの検討委員会の議論をふまえ、2020年度までに建て替えるスケジュールや庁舎概要をまとめた基本計画を報告する。

 新庁舎は3階建てで保健センター機能を併設、脊振2000年館の放課後児童クラブを引き継ぐ。概算事業費は約12億円(移転費、備品費は未算入)。過疎対策事業債を充てる。本年度から設計に入るため市民の意見を広く聴く。

 神埼会場は18日、市中央公民館、千代田会場は19日、千代田庁舎、脊振会場は20日、脊振公民館。同内容でいずれも午後7時から実施する。18日~5月8日までパブリックコメントを募集する。現在の脊振庁舎は築60年近くたち、耐震やバリアフリーに対応していない。

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